ジャケ買い天国

JEFF BECK GROUP

ラフ&レディ ジェフ・ベック・グループ

Rough And Ready 1971
Jeff Beck Group 1972

ジェフ・ベックの作品の中で、ロック史に残るギター・インストの名盤『ブロウ・バイ・ブロウ』『ワイアード』に次いで人気が高いのが、この第2期ジェフ・ベック・グループの2枚の作品。始めの頃はジャケットの写真を見ても、どちらがジェフ・ベックで、どちらがコージー・パウエルか分からなかった…のはどうでもいいとして、「どうだ、オレたちの演奏は!」と言わんばかりのジャケットがカッコいい。

豪華メンバーの第1期ジェフ・ベック・グループではまだヤードバーズの流れをくむハードで泥臭いブルース・ロックを演奏していたが、メンバー総替えとなったこの第2期で大変身。マックス・ミドルトン、ボブ・テンチ、クライヴ・チェイマンらクロスオーバー、R&B寄りのテイストを持つメンバーと、後にHR/HM界で大活躍する名ドラマー、コージー・パウエルを揃え、渋いながらもスピード感溢れる演奏が聴ける。
1作目『ラフ&レディ』の方はそのアルバム・タイトル通り、曲によって多少出来、不出来の差を感じさせるものの、『ニュー・ウェイズ/トレイン・トレイン』の1曲だけでもこのアルバムを聴く価値はある。こんなカッコいいロックナンバーはそうざらにはない。
2作目(通称:オレンジ)ではスティーヴ・クロッパーをプロデュースに迎え、1曲1曲の出来はもちろん、アルバム全体としての完成度も文句なしの作品。バンド自体の演奏も素晴らしいが、そこに絡むジェフ・ベックの驚異的フレーズ連発のギターが、またカッコいいのなんの。

結局、第2期ジェフ・ベック・グループもアルバム2枚で解散。ジェフ・ベックはいかに自分のギターを活かす(活かされる)音楽を作るか、ということが演奏目的の基本にあるようで、競演者も音楽スタイルもコロコロ変えてしまう。それはそれでカッコいいのだが、このグループだけは同じメンバーであと2、3枚アルバムを作っておいて欲しかった…と、思わせるほどこの演奏はカッコいい。と、全文「カッコいい」の連発となりました。


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